指先の感覚
- nctd2009
- 2017年7月23日
- 読了時間: 1分
指先の爪の周辺にはツボがいくつか存在する。
それぞれ名称は違うが役割から見ると「井穴(せいけつ)」という総称で呼ばれる。
東洋医学ではツボは気の出入りするところと考えられていて、井穴は水が湧き出る井戸の「井」という字が使われているように気が湧き出してくるところである。
太極拳で運気がスムーズに行われると指先がじんわり充実して来る。
特に丹田に気を沈めた時(気沈丹田)はその瞬間から指先が充実して来る。
井穴から気が湧き出してきているのだろう。
丹田に蓄えられて湧き出した気は経絡を通り、全身に行き渡りまた元へ戻って行く。
気と水は流れていなければ健全ではない。
淀んだ水は濁り腐っていく。
気が正常に流れれば勁も伝わり、発勁も正しく行うことができるであろう。