及川老師の重道ブログ93に
気の通路(経絡、神経経路)と記されていて陳老師は気の流れを神経の流れと表現する。
太極拳は出勁と収勁を一挙手一投足に行うが
例えば単纏絲の収勁の時、指先から脇、脇腹、丹田へと緩めて運気を行う。
神経は全身張り巡らされていてはいるが一本一本どこを通っているかは医者が詳しいだろう。
私も一本神経経路を詳しく知っている。
というより体感している。
右手の親指付け根の手術をしたことがある。
当然麻酔をするわけだが、神経への局部麻酔だった。
右手の親指付け根の手術だからその周辺に麻酔をすると思っていたが全く違い、
実際麻酔の注射をしたのは右の脇の下奥の方だった。
注射針が脇の奥にゆっくり入って、ある位置に到達した瞬間右手指先にビクッと刺激が走り、その位置つまり神経に麻酔を投与された。
しばらくすると右手の感覚がなくなり手術となった。
太極拳を行う時、気の通路をリラックスすることが大事であるが、
脇、脇腹を意識してリラックスさせることは、運気が滞っている時に解決の一つになるかもしれない。